賀茂別雷神社摂社 片山御子神社

賀茂別雷神社摂社 片山御子神社

千年前 好きな人と結ばれたい そう願う紫式部が参拝した 縁結びの神様

  • 神社名

    片山御子神社かたやまみこじんじゃ

    通称「片岡社かたおかしゃ」上賀茂神社の第一摂社

  • 御祭神

    賀茂玉依姫命かもたまよりひめのみこと

  • 御神徳

    縁結び、子授け、安産

片山御子神社は、楼門近くに鎮座する、賀茂別雷神社(上賀茂神社)境内にある24社ある摂末社の中で第1摂社に定められる神社(通称「片岡社」)で、上賀茂神社の祭神である賀茂別雷大神の母神、賀茂玉依姫命をお祀りしております。
賀茂玉依姫命は平安の昔より、縁結び、子授け、安産の御神徳により特に女性から厚い信仰を受けております。

天正19年(1591)6月11日には朝廷より神様の最も高い位である「正一位」という神階が授けられ、片岡社に対する篤い信仰があったことが伺えます。

貴布禰神社 新宮神社
貴布禰神社 新宮神社

紫式部と片岡社のゆかり

平安時代、千年の時を超える恋愛小説「源氏物語」を書いた紫式部。
当神社に参拝した彼女は、恋の成就を願って縁結びの社 片岡社に祈りました。
そのとき詠んだ恋の歌が、今も昔も変わらない、好きな人を想う気持ちを伝えています。

紫式部と片岡社のゆかり
紫式部と片岡社のゆかり

詞書賀茂にまうでて侍りけるに
人のほととぎすなかなんと申けるあけぼの
片岡のこずえ おかしく見え侍りければ

ほととぎす 声まつほどは片岡の
もりのしずくに たちやぬれまし

新古今和歌集 巻第三夏歌 一九一番 紫式部

[ 通釈 ]

詞書上賀茂の社に参拝したときに きっとほととぎすが鳴くだろうと
あなたがおっしゃられた 明け方 片岡社の森の梢が美しく見える

ほととぎすの声を待つ間は、片岡社の森の梢の下で
朝露のしずくに濡れても、ずっと待っています

「ほととぎす」とは、紫式部が想いを寄せる男性。
~あなたが現れるまで、私はいつまでも待っています~
という恋心を詠んだ歌と解釈されています

紫式部 歌碑
境内にある紫式部の歌碑
紫式部と片岡社のゆかり
紫式部と片岡社のゆかり
紫式部と片岡社のゆかり

片岡社の授与品

  • 片岡絵馬

    片岡絵馬

    500円

  • 縁結御守

    縁結御守

    白・紫 各800円

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